第4章 禁断の授業

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「……ん?」 そんな いつもどおりの登校風景のはずが 今朝は少し様子が違った。 由良が校門の前に降り立つと なんだろう――。 辺りがざわざわとざわめき立つ。 僕がいる教職員用の駐車場からは 死角になっていてよく見えない。 「うそ、由良くんだよね……?」 「どうしたんだろう?」 下手に近づくわけにもいかず 僕は遠くから目を凝らし耳を澄ました。
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