第4章 禁断の授業
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「由良くん……」 「なんか……違う人みたい」 人混みの間を縫うようにして 由良が歩いてくる。 真っ先に僕の目に飛び込んできたのは (あれ……) 真っ白な コンバースのスニーカーだった。 ドクン。 嫌な予感に胸が鳴る。 覚えてる――あの靴。 高校時代 サチが気に入って履いていたのと同じ物だ。
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