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～岸田美幸(ｷｼﾀﾞﾐﾕｷ)編～
AM 5時……
目覚まし時計の音が鳴り響く……
今朝も最高に清々しい朝だ！
顔を洗い軽い朝食をとり、歯磨きをしながら私は朝のテレビをボーっと観ていた。
特にお気に入りの番組もないけど、何気なく観るのが好きだった。
歯磨きを終え、お気に入りのトレーナーとジーンズに脚を通して私は家を後にした。
自転車で約10分くらいの所に、バイト先のコンビニはある。かれこれ２年目のベテランだと自分では思っているが、なかなか時給が上がらない事が不満でもあった……
到着した私は、自転車をいつもの裏手に止めて正面から入り「おはようございます」と笑顔を作った。正直……ダルい。
店長に挨拶を済ませ、制服に着替える。
ここの店長は私達と仕事の指示以外は余り話たがらない変わった人だが、お客さんとは良い意味でよく喋るしウケは良い。
まあ、客商売をしてる人は皆そうなのかも知れないかな……
朝の6時くらいだとお客さんもポツポツだが、7時を過ぎると店内は戦場となる。
私はその前の穏やかな時間をマニュアル通りの掃除から始める事にした。
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