ガーベラ

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勇気を分けて貰うように、智明から貰った花束を抱えながら、ずっと秘めていた気持ちを伝える。 それに返されたのは、逞しい腕に引き寄せられての抱擁と。 「……嫌いな奴に、花束なんて渡さん」 伝わってくる早い鼓動、そして智明としては精一杯と思われる告白だった。 ―終―
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