☆オレは服従しません☆

11/45
前へ
/219ページ
次へ
部屋につき、オレは誰もいないリビングのソファーに倒れ込んだ。 樹哉たちはたぶん生徒会室に泊まってる。 ……今日はカップ麺でいいか。 って、カップ麺もうないじゃん!! スーパーに買いに行くか。 オレはウィッグを取り変装を止めた。 オレの地毛は水色なんだよね。 悪目立ちするったらありゃしない。 そして適当にパーカーとジャージに着替えて、財布と携帯とカードキーを持つとオレは部屋から出た。 なんか…すれ違う人みんなにガン見されてるんだけど…まさか、オレだってバレてる? そういうの良くないと思うなぁ。 スーパーに到着。 …そして見覚えある人発見。 聡「マジなんなのさ…あの生徒。思い出しただけで腹立たしいんだけど」 いまだに怒っている理事長だ。 燐「……怖いですよ?理事長…」 聡「っ!」 燐「あ、気づいてなかったんですね」 聡「ごめん。私、1度頭に血が上ると周りが見えなくなり勝ちだからさ…。変装やめたんだ」 燐「買い物の時くらいは…」 聡「夕飯何にするの?」 燐「カップ麺です」 聡「もっと栄養のあるもの食べなよ。食物繊維は大切だよ?」 燐「う~っ、そうなんですが…面倒じゃないですか…作るのって」 聡「なら今夜は私がつくってあげようか?」 燐「……へっ?」 聡「何か食べたいものある?」 燐「いやいや…え?」 聡「注文ないともれなく唐揚げになっちゃうよ?w」 燐「あ、唐揚げ美味しいですよね…って違いますよ!なんでそこまでしてくれるんですか!?」 聡「なんか…海斗くん不足過ぎて元気がないから?」 だとしたら理事長優しすぎんだろ! 燐「その…気を使わないで大丈夫ですから!」 聡「で、唐揚げでいい?あとササミのチーズカツとかもいいかな♪」 燐「っ!」 あ、普通に美味しそう! 聡「どうせカップ麺食べるなら一緒に作るよ?一人分も二人分もそんなに変わらないからね」 燐「その…じゃあお願いします////」 聡「ふふっ、喜んで」 このあと買い物を済ませた理事長とエレベーターに乗った。 燐「なんか…すみません。ってか割り勘させてください!」 聡「要らないよ。あと面倒だから君の部屋に泊まっていい?」 燐「え、いろんな物ありますが…大丈夫ですか?」 薄い本とか大量にさ。 聡「ん?大丈夫だよw」
/219ページ

最初のコメントを投稿しよう!

141人が本棚に入れています
本棚に追加