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部屋につき、オレは誰もいないリビングのソファーに倒れ込んだ。
樹哉たちはたぶん生徒会室に泊まってる。
……今日はカップ麺でいいか。
って、カップ麺もうないじゃん!!
スーパーに買いに行くか。
オレはウィッグを取り変装を止めた。
オレの地毛は水色なんだよね。
悪目立ちするったらありゃしない。
そして適当にパーカーとジャージに着替えて、財布と携帯とカードキーを持つとオレは部屋から出た。
なんか…すれ違う人みんなにガン見されてるんだけど…まさか、オレだってバレてる?
そういうの良くないと思うなぁ。
スーパーに到着。
…そして見覚えある人発見。
聡「マジなんなのさ…あの生徒。思い出しただけで腹立たしいんだけど」
いまだに怒っている理事長だ。
燐「……怖いですよ?理事長…」
聡「っ!」
燐「あ、気づいてなかったんですね」
聡「ごめん。私、1度頭に血が上ると周りが見えなくなり勝ちだからさ…。変装やめたんだ」
燐「買い物の時くらいは…」
聡「夕飯何にするの?」
燐「カップ麺です」
聡「もっと栄養のあるもの食べなよ。食物繊維は大切だよ?」
燐「う~っ、そうなんですが…面倒じゃないですか…作るのって」
聡「なら今夜は私がつくってあげようか?」
燐「……へっ?」
聡「何か食べたいものある?」
燐「いやいや…え?」
聡「注文ないともれなく唐揚げになっちゃうよ?w」
燐「あ、唐揚げ美味しいですよね…って違いますよ!なんでそこまでしてくれるんですか!?」
聡「なんか…海斗くん不足過ぎて元気がないから?」
だとしたら理事長優しすぎんだろ!
燐「その…気を使わないで大丈夫ですから!」
聡「で、唐揚げでいい?あとササミのチーズカツとかもいいかな♪」
燐「っ!」
あ、普通に美味しそう!
聡「どうせカップ麺食べるなら一緒に作るよ?一人分も二人分もそんなに変わらないからね」
燐「その…じゃあお願いします////」
聡「ふふっ、喜んで」
このあと買い物を済ませた理事長とエレベーターに乗った。
燐「なんか…すみません。ってか割り勘させてください!」
聡「要らないよ。あと面倒だから君の部屋に泊まっていい?」
燐「え、いろんな物ありますが…大丈夫ですか?」
薄い本とか大量にさ。
聡「ん?大丈夫だよw」
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