☆オレは服従しません☆

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聡「さて、そろそろご飯つーくろっと♪」 理事長は立ち上がるとキッチンに向かった。 燐「あ、手伝います!」 聡「フフッ、君はいい子だね」 そんなんで料理開始だよね。 怪我をしていて理事長が出来ない作業はオレがしている。 燐「理事長、これはどうすれば良いでしょうか?」 聡「ってか、聡明でいいよ?」 燐「わかりました。理事長」 聡「いや、分かってないよね?」 燐「で、どうすればいいんですか?理事長」 聡「……それは目分量でいいよ?」 燐「チーズ全部でコーティングでもいいですか?」 聡「それさ、ササミがメインなんだからさチーズ全部使っちゃったらチーズがメインになってとても胸焼け起こしそうなコッテリした食べ物になっちゃうよ?」 燐「……はーい…」 仕方なくオレは切れ込みを入れたササミにチーズを適量詰め込んだ。 聡「さて、あとは揚げるだけだね」 燐「オレやりますよ」 聡「いいよ。私がやるから」 燐「オレでも出来ます!」 聡「いいからテレビでも見てて」 燐「理事長こそテレビでも見ててください!」 聡「君も譲らないね…」 燐「思春期ですから」 どっちが揚げるかで口論を始めたオレらはアホでしょうか? 結局ジャンケンでオレが負けたから理事長が揚げてるっていう。 やることないからオレは切ったネギと豆腐を入れた簡易的な味噌汁を作り、野菜を皿に盛り付けるとその上にポテトサラダを乗せた。 そして完成した料理をテーブルに運び、茶碗にご飯をよそった。 聡「んじゃ、食べよっか♪」 燐「はい!いただきます♪」 聡「いただきます」 そして食べ始めたのだが1つ訊いていいかな? 何をやっているんだろ?オレ。 何で普通に理事長と夕飯作って一緒に食べているんだろ!? 燐「……あ、この唐揚げスゲェ美味い!」 聡「でしょ?((ニヤッ」 燐「っ!…理事長のそういう顔は反則です」 聡「ハハッ、ギャップって重要だと思うw」 燐「確かに…」 ギャップ萌えっていいよな。 オレも好きだよ?ギャップ萌えって。 海斗先生とかもろギャップ萌えだったような気がするし。 聡「君もなかなかギャップがあるよね…燐音くん」 燐「そうですか?」 聡「可愛い顔してワイルドなところがあったからさ…今日」 燐「へ?」 聡「ククッ、殴ろうとした時、凄い殺気だったよw」
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