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燐「あれは…だってあの先生なんかウザかったんで…」
聡「フフフ、それでいいんだよ。教師に殴られて泣いてるようじゃ世の中生きていけないからね」
燐「笑顔でとんでもないこといいますね」
聡「だってそうでしょ?w」
この人って時々笑顔で怖いこと言うよな。
燐「まぁ、そうですけど…」
聡「目上の人に反抗しろとは言わないけどさ、いつまでも言いなりになってるようじゃ上にはいけないからね」
燐「つまり…下剋上ですか?」
聡「うん」
燐「理事長も下剋上したことありますか?」
聡「下剋上した結果が今だよ」
燐「え?」
聡「理事長の肩書き」
燐「あ、なるほど!」
理事長は下剋上で理事長の肩書きを手に入れたのか…。
そうだよな…理事長より年上の教員いっぱいいるもな。
いや、理事長の年知らないけど…24~29くらいだろ。
でもそれだと東雲ツインズとあまり年齢変わらないよな?
東雲ツインズが理事長に敬語使ってるのはこの人が理事長だからだろうし。
聡「ってか私の周りの人間なんてみんな下剋上で世界に名を轟かせてるしねw」
燐「そうなんですか!?」
聡「……でも、一番有名なのは…湊かな…」
ミナト?誰だろう。……女性かな?
それより…なんでそんなに悲しそうな顔を…。
もしかして…初恋の相手…?
燐「理事長…?」
聡「あ、ごめんw」
燐「……………」
聡「ご飯のおかわりいる?((ニコッ」
燐「いや、もうお腹いっぱいです!」
……触れちゃいけない話題なんだ。
聡「じゃあ、片付けちゃうね♪」
理事長は残った唐揚げとササミのチーズカツ的なものを小皿に移してラップをしてもうほとんど冷めてたから冷蔵庫にしまった。
怪我で洗い物が出来ない理事長の代わりにオレが洗い物をした。
いや、作ってもらったし食材とかも奢りだったからこれくらいはオレだってするわ。
燐「えっと…この部屋で使える寝室はオレの部屋しかないのです」
聡「あれ、ここって3人部屋で…2人しか…」
燐「完全なる物置状態です。理事長の気が狂わないのであれば使ってください」
理事長は空き部屋見た。
そしてすぐにドア閉めた。
聡「私…腐海の者じゃないからこの部屋で夜明けまで過ごすのは厳しいかな…」
苦笑いをする理事長。
そう。
薄い本が大量収納されてるのだ。
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