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燐「オレの部屋も似たようなもんですが…使ってください。オレはここで寝るので」
聡「ハハッ、ここまできたら一緒に寝ようよw」
燐「んなっ!」
聡「大丈夫大丈夫。寝相悪くても気にしないからw」
何故か理事長と一緒に寝る流れになったわ。
回避できなかったな…今の腐ラグ。
何だかんだでオレが先に風呂に入ることになって、オレが出た後に理事長が風呂に入った。
ってか理事長は現在進行形で風呂に入っている。
なんで海斗先生よりカレカノっぽいことを理事長としているんだろう?
そんな事を考えながらテレビを見てた。
司会者『今日の特別ゲストはこの方!天龍寺財閥の若社長の天龍寺 湊<テンリュウジミナト>さんです!!』
……天龍寺…湊。
理事長が言ってたのってまさか…この人?
腰まである長い髪を後ろで束ねている。
髪の毛の色は…スカーレット?
肌が白くて若々しくそして線が細い。
天龍寺『どうも。天龍寺 湊です』
司会者『天龍寺さんは今おいくつでおられましたっけ?』
天龍寺『今43です(笑)』
司会者『え、全然40代に見えないです!』
天龍寺『ハハハ、ありがとうございます』
うっそ!23くらいかと思ったのに40代!?
……理事長とは年が離れ過ぎてるよな?
じゃあ、理事長の初恋の相手じゃないか…。
でも、確かこの人は息子が二人いたよな?一人は他界してしまっているらしいが。
司会者『非常に訊きにくいのですが、このコーナーは初恋についてのコーナーなのでお訊きしますね?』
天龍寺『はい。どうぞ』
司会者『天龍寺さんの初恋の相手はどんな方でしたか?』
天龍寺『そうですね…。初恋の相手とは長い友達付き合いなんですが、昔は無口で無愛想な人でしたね…時が経つ事に明るくなってよく喋るようになりましたが(笑)』
司会者『ぇ、その友達付き合いってまだ続いているんですか?』
天龍寺『はい。会おうと思えば会えますね。会いませんけど(笑)』
司会者『どうしてその人を選ばなかったんですか…?』
天龍寺『……選べなかったんです。色んな意味で。それに…その人との関係が壊れるのがイヤで未だに「好き」って言えてませんから。恋してから35年近く経ってますが(笑)』
あ、この人も初恋を引き摺ってるんだ…。
ってかヘタレかオイ!?
35年は長すぎるだろ!!
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