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司会者『それって現在進行形ですか?』
天龍寺『どうでしょうね。もう、終わったと思いますが。それにいくら妻が他界したからって誰かに恋するような、妻を裏切るような事出来ませんよ』
え、奥さんも…?
髪長いし綺麗だったから気づかなかったけどこの人、男だったんだ!
こんな綺麗な男もいるんだな…。
あ、確かに左手の薬指には指輪をしてる。
司会者『それもそうですね…』
天龍寺『まぁ、世の中色々ありますからね…』
そう言うと切なそうに微笑んだ。
……あ、雰囲気が理事長に似ているな。
トークはもう少し続いたが、オレは色々頭が限界になってきたからテレビを消した。
ガチャッ
あ、理事長が出てきた。
聡「このシャンプーいい香りだね♪」
燐「ありがとうござ…」
聡「…………ん?」
理事長は長袖のTシャツにスウェットのズボンを合わせたとてもラフな格好だ。
とても理事長に見えない!
ってか…町中のヤンキーに見えてきた。
それは置いといて…。
燐「っ////」
髪を洗った事により理事長は前髪をおろしていた。
それがまた凄い色気で…。
聡「顔赤いけど大丈夫?」
燐「理事長…エロいです」
聡「いや、私なにもしてないじゃん…」
やっぱり…歩く18禁だよな。
燐「まぁ、時間もあれですし寝ます?」
聡「そうだね」
そんなんで理事長はドライヤーで適当にガーってやって髪を乾かすと移動した。
そして布団に入ったオレら。
スマホは理事長も充電してる。
…シングルだからやっぱり少し狭いかな。
そしてオレと理事長は向かい合うように寝てる。
なんでやねん!?
どうしてこうなったんだっけ!!?
燐「……………」
聡「(この子百面相してて面白いなぁw )」
オレはふと気になって理事長の顔を見た。
……バッチリ目が合った。
目が合うと理事長はニコリと笑った。
燐「……あの…なんで理事長…オレの部屋に泊まってんすか?」
聡「だって私の部屋一人部屋だしたまには誰かと過ごしたい夜だってあるじゃん?」
燐「理事長って案外寂しがりなんですね…意外です」
聡「理事長になってからは基本的に部屋は一人だからね。たまに蒼真くんがいるくらいだし」
燐「あれですよね。理事長って蒼真さんとメチャクチャ仲が良いですよね??」
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