☆凄く揺らぐバ会長の細やかな話☆

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ー龍也視線ー オレらは今日も生徒会室にこもって仕事をしている。 はぁ…。 アイツらの退院はもうすぐだから頑張ろ! 龍「なぁ、今日はオレ寮に帰っていいか?」 八「いいよ。それにお前が1番仕事してる訳だし、許可とってお昼で帰ったら?そろそろ休まないと死んじゃうぞ?」 龍「…いいのか?」 樹「いいよ。帰りなよ。八雲の言う通り休むべきだよ」 オレはお言葉に甘えて途中で帰る事にした。 もちろんお昼までは仕事したぞ? その後は担任代理兼生徒会顧問代理の蒼真さんの許可を取った。 蒼真さんにもゆっくり休むように言われたわ。 蒼「君は生徒なのに理事長以上に仕事をしているからな…そんなに頑張らなくてもいいんだぞ?」 龍「…オレは生徒会としての仕事を生徒会長としてやっているだけですよ」 蒼「…昔、オレの代にさ…転校生のせいで生徒会メンバーに亀裂が入って、会長以外のメンバーは転校生にベタ惚れで仕事をしなくなるってことがあったんだ。…けど、その時の会長は1人で全員分の仕事をして過労死寸前まで働いてぶっ倒れた」 龍「…え…?」 蒼「状況は違うけどその時の会長が今のお前とダブって見えた」 龍「…………」 蒼「…だから、無理だけはしないでくれ」 龍「っ!」 蒼「大丈夫。オレ達、大人もついてるんだ」 龍「…ありがとうございます。蒼真さん」 蒼「いいえ。それに君には支えてくれて手伝ってくれる仲間がいるからね」 龍「はい。みんな一生もののダチです」 蒼「なら問題ない。気をつけて帰れよ?」 龍「はい」 オレは誰もいない廊下を歩き、昇降口で靴を履き替えると校庭に出た。 蒼真さん…やっぱりイケメンだなぁ。 どうしてあんなイケメンが産まれるんだろ?? ってか、蒼真さんの代には王道があったのかよ。 そして寮に向かって歩き始めた。 この距離だとチャリ欲しいな。 そんなことを考えながらも寮につき、オレは自分の部屋に入った。 久々にの部屋に帰ったな。 中に入り、鍵をしてベッドにダイブした。 この感覚何日ぶりだろうか。 …オレはいったい…誰が好きなんだろ? 今の関係から進むことはない…でも後戻りも出来ない。 燐音にオレの想いも届かない。 まさに生き地獄だ。辛い。胸が痛い。 だが関係のない奴等に助けを求めるのは甘えだ。
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