☆凄く揺らぐバ会長の細やかな話☆

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―龍也視線― 正直、オレは何故樹哉に抱きついたのか分からない。 前から気づいてたし知ってはいたが、いきなりの告白にオレはたじろいだ。 今はまだ答えを出せない。 オレはそう言った。 事実だ。 自分の親衛隊の樹哉にボロクソ言われたり、燐音にはオレの想いは届きやしねーし。 オレ自身気持ちの整理がついていないんだ。 でも、今は人肌が恋しい。 けしてエロい意味ではないぞ? いいか?けして、エロい意味ではないぞ!? 大切な事だったから二回言ったからな?いいな?理解したな? 話戻そ。 樹哉に抱きついてると何かスゲー安心するんだよな…。 落ち着くと言うか、嫌な事を忘れられると言うか…。 …心が安らぐ。 あぁ…なんだ。 答えは簡単だったじゃないか。 龍「お前を好きになるのは今からでも遅くないか…?樹哉」 樹「……えっ?」 龍「相手…オレなんかでも…お前はいいのか?」 樹「……それって…」 龍「人には人に合ったパートナーがいる。…やっと気づいた。オレにとって必要なのは燐音じゃない。どんな時もオレの傍に居てくれたのはお前だ。お前が居てくれたからこそ今のオレが居るんだ…。オレにはお前が必要だ。……そういうのは…都合が良すぎるか…?…樹哉」 樹「今日ってエイプリルフール?」 龍「知ってるか?エイプリルフールで嘘をついていいのはお昼までなんだぞ?」 樹「そうなんだー」 龍「あぁ」 樹「……………」 龍「……………」 樹「っ/////」 龍「っ/////」 樹「なんで会長まで照れてんだよ///」 龍「うるさい///」 樹「……アンタは…いいのか?オレで…しかも可愛くもねぇ男なのに…」 龍「それ言ったら、オレだってバカだしヘタレだしかっこよくねぇーし要領わりぃーし…なんの取り柄もなくね?」 樹「確かに」 龍「少しは否定して欲しかったな」 こんなグダグダしながらオレらの関係は始まったんだ。 樹「ねぇ、抱いていい?」 龍「何の冗談だ?」 樹「会長が攻めとか片腹痛いわ」 龍「お前腐男子失格だわ」 樹「オレに何を求めてんだ?」 龍「ここに王道じゃない親衛隊総隊長がいる!!」 樹「あ、ダメだ!今日は普通に眠いから普通に寝る!」 龍「じゃあ…寝るか?」 樹「うん♪」 オレさっき起きたばかりだけどw ―龍也視線終了―
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