☆凍った心☆

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オレは詳しい話を聞こう思い、千秋に電話をかけるためケータイを開いた。 そしたらちょうど千秋から電話がかかってきた。 燐「千秋どういう事だ?」 『オレも詳しく分からないが、オレらが学校に戻ったら救急車が来ていて海斗先生が運ばれてたんだ…』 学校で刺されたんじゃ…相手も教師か何かか? 燐「運ばれた理由は分かるか?」 『胸に刺し傷があった』 海斗先生の身体に傷をつけるとか…マジ腹立つ。 誰だよ犯人。やっぱり大神か? 燐「…犯人は?」 『まだ捕まっていない…』 燐「特徴は?」 『なんていうか…病んでそうな奴らしい』 大神である確率…62%くらいか? 燐「帰る途中に変な奴は見た?」 『「邪魔者は消えた」って言ってる黒髪でウルフカットの奴だったらすれ違った』 ほぼ確じゃねぇーか。 燐「海斗先生の容態は?」 『…意識不明』 燐「そうか…」 『燐音…全てオレの責任だ。…オレと彰が留守にしなければ…』 燐「大丈夫だよ…」 彰先生ってのは千秋の学校付近のトップレベルの族の頭をやっている人だ。 そして千秋は王道チックな最強の族潰し。 その二人の留守じゃ…狙わない訳がないよな。 『…あと、海斗先生は犯人に対して「テメーは!!」って言っていたらしいから知り合いかもしれないぞ?』 燐「…ありがと、じゃ、またね」 『何か分かったら連絡するよ』 オレは電話を切るとケータイをポケットにしまった。 犯人はもう分かった。 きっとあの人で間違いない。 病んでいて、海斗先生を邪魔者だと思っている知り合い…。 たぶん、大神しかいない。 アイツが暴走した日、海斗先生と殴り合い、学校から追放された。 だが、再び表舞台に出てくるとは思ってもいなかった。 燐「…アイツで間違いありませんね…」 聡「あの子も懲りないね…」 蒼「……あの野郎。…海斗にまで手を出しやがって…次に会ったらぶっ殺す…」 燐「蒼真さん。…殺しちゃダメですよ?止めはオレが刺すので…」 何、人の女に手を出してんだよ。 マジでアイツのこと許さないわ。オレ。 アイツに限らず海斗先生に手を出す奴は例え女だろうとみんなオレの敵だ。 とりあえず、大神は生まれてきた事を散々後悔させた後に、じわじわと嬲って苦しめまくってからぶっ殺す。 ー燐音視線終了ー
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