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転「っ!なんでそんな酷い事が言えるんだよ!!」
蒼「バカかお前は!」
聡「怒る通り越して呆れたわ…」
理事長は教室から出ていこうとした。
蒼「あ、理事長!」
聡「暫くこのクラスは別の教室ね。ここ、修理してもらわなきゃいけなくなっちゃったから。あと、こんな奴が理事長やってる学校がイヤなら辞めてくれて構わないから。止めはしないよ」
?「…………」
聡「君はクビで文句ない?」
?「っ!((ビクッ」
聡「……どっちなの…?」
?「退職させて頂きます」
聡「りょーかい。荷物まとめ次第寮からは出てってね…」
?「……はい」
転「おい!一緒に働いていた仲間だろ!!なんでそんなに酷い事が出来るんだよ!!?」
聡「彼をダメにしたのは君だよ。君こそなんでそんなに酷い事ができるの?彼…授業の教えかたも上手かったし生徒たちの評判も良かった。そんな彼から職を奪ったのは君だよ?」
転「何でオレが悪者みたいに言うんだよ」
聡「本当に話通じないね。君本当に人間?ってか地球人なの??地球人じゃないとしたら他の惑星に帰った方がいいよ??」
転「オレは地球人だ!」
聡「あ、そう」
転「おい待てよ!まだ話終わってないぞ!!」
聡「君から聞く話なんてクソほどにも興味ないよ。少しは身の程を知って欲しいね」
そう言って理事長は歩き始めた。
燐「あ、理事長!」
聡「……ん?」
燐「オレなんかがこんなこと言うのもあれですけど、無理しないでちゃんと休んでください!あと、栄養のあるもの食べないと倒れちゃいますよ」
聡「……燐音くん。…ありがとう((ニコッ」
睨まれるかと思ったけど案外普通に微笑んでくれた。
そして理事長は廊下を歩いて行った。
転「まだ話終わってないのに。なんて自分勝手な奴なんだ!」
蒼「……ブチギレなかっただけ理事長は大人だよな。オレなら完全に殺してたわ」
燐「理事長の人柄の良さですね」
蒼「今夜はやけ酒するんだろうな…理事長」
燐「でしょうね…」
今夜くらいはやけ酒してもいいと思います。
蒼「にしても、あのタイミングで理事長の体調の心配をしちゃう君も強いよね」
燐「そうですか?」
蒼「うん」
燐「だって、見るからに疲れ果ててましたし…寝不足気味そうでしたし…心配じゃないですか」
蒼「燐音くん。君はいい子だね♪」
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