☆凍った心☆

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蒼「オレですから」 聡「あ、うん。そうだね…そうだったわ」 その一言で納得できちゃう理事長は強い。 理事長はフードを取るとパーカーを脱いだ。 蒼「この時期に半袖ってまだ寒くないですか?」 聡「寒かった。やっぱり、自分の年齢は考えないとダメだね。昔ほど代謝が良くないから案外冷えるわw」 そして長袖を着る理事長。 蒼「温めてあげましょうか?ヤれば代謝も良くなると思いますよ??」 聡「……え、嫌なんだけど…」 蒼「とか言っちゃってw」 聡「なんで私が君に抱かれなきゃいけないのさ…」 燐「王道ですね!」 聡「うるさいよ。燐音くんも」 蒼「名案だったと思ったんですがね」 聡「それはただの迷案だから」 この二人…その気になったら真面目にヤりそうだよな? 蒼「理事長…」 聡「ん?なんだい?」 蒼「……いや、なんでもないです。…オレ、そろそろ行きますね?アイツの店、ここから結構遠いし、道も入り組んでるから電車とバスで行くので…」 聡「?…うん。気をつけてね?何かあったら迷わず連絡してね」 蒼「はい」 聡「…君にまで何かあったら私、本気で抑えられなくなっちゃうから…」 蒼「ハハッ、それは嬉しいですね。…気をつけますよ。じゃあ、行ってきます」 聡「うん。行ってらっしゃい」 蒼真さんは荷物を持つと部屋から出ていった。 燐「……スーツで行くんですか?蒼真さん」 聡「私服だと目立っちゃうからね…ホストクラブやキャバクラがある通りに行くんだもん」 燐「確かにスーツのがいいですね。でも蒼真さんが行ったら色々めんどそうですね…」 聡「まぁ…キャバ嬢に誘われたりホストにスカウトされたりはしそうだよね…あの顔立ちじゃ」 燐「大丈夫なんですかね?」 聡「大丈夫だよ。蒼真くんだからね」 燐「なぞの説得力ですね」 そのあとオレと理事長はいろんな話をした。 そして再び理事長にご飯を作ってもらい、食べた後は風呂に入った。 省略したけど今は理事長の寝室のベッドの中ねw 聡「なに?また発情?」 燐「今日は大丈夫です!」 聡「えー、ホントにぃ?」 燐「……そりゃ、…普段から理事長が使ってるだけあって…理事長の匂いが布団とかに移ってて落ち着きませんけど…」 聡「……ヤバイ。『加齢臭くさい』って言われるのと同レベルのダメージ受けたわ…」
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