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燐「ぇ、そういう意味で言ったんじゃ…」
聡「大丈夫だよ。分かってるから。不愉快にさせてごめん。ちょっとファブ〇ーズ買ってくるね…」
そう言うと理事長は起き上がり、ベッドから出ていこうとした。
燐「ま、待ってください!」
聡「止めないで燐音くん」
燐「落ち着いてください!」
オレは理事長の右腕にしがみついた。
この人、力強いから片手じゃどうにもなんないんだもんw
聡「私は落ち着いているよ。ちゃんとサイフ持ったし」
燐「いつの間に!?」
聡「ってことで離してよ…燐音くん」
燐「イヤです!行かないでください!!」
聡「……なんで…?」
燐「いや、むしろなんでですか!?オレはそういう意味じゃなく、理事長のいい匂いが移ってるって意味で言ったんです…。だから…その…胸のドキドキが止まらなくて…」
聡「いや、心臓止まったら死んじゃうよ?君」
燐「そうですけど!」
聡「……ぇ、ってか…結局私はどうすればいいの?」
燐「布団に戻って寝てください」
聡「うん」
こんなやりとりをしているオレらはアホでしょうか?
燐「………///」
聡「燐音くん…顔赤いよ?」
燐「気のせいです」
聡「素直になっちゃった方がいいんじゃない?」
燐「何のことです?」
聡「……ほら…、反応してきちゃってるよ…?」
燐「それは理事長が触ってくるから///」
聡「人のせいにしないの」
燐「……っ!」
聡「今日は言わないと続きはしてあげないよ…?」
燐「……おやすみなさい」
オレは理事長に背を向けた。
理事長を見てると何もしてないのに緊張するしドキドキする。
あの優しい目で見られるだけで…優しい口調で声をかけられただけで…優しく抱きしめられただけで…感じてしまう。
それくらいこの人の色気はすごい。
聡「燐音くん。君はどこまで耐えられる?」
燐「…………」
聡「前回は下だけを触ったけど…」
燐「…っ!?((ビクッ」
聡「……胸は…感じる…?((ニヤッ」
なんでオレ男なのに胸を触られてんの!?
ってか…理事長の触り方…エロい…。
燐「……やめっ…」
聡「ヤダ。今は不快だろうけどそのうち快感に変わるから心配しないで」
燐「…り、じちょ…」
胸が感じる奴とかどんな体してんだよ!?どんな身体構造だよ!!?
触られてても気持ち悪いし不愉快じゃん。
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