141人が本棚に入れています
本棚に追加
男と付き合うぐらいなら教師くらいやってやるわ。
直「そもそも理由を述べよ」
こんな中途半端な時期に教師として雇うなんて絶対裏に何かあるじゃん?
蒼「実は教師が強制解雇になった人と入院しちゃった人がいてさ、この時期だと雇える人が全くいなくて…どうせ雇うならと思ってお前を選んだ」
直「…強制解雇…?何したんだ?」
あの学校だから…もしかして強姦とかか?
蒼「生徒への暴行と仲裁に入った教師への暴行だ。覚えてるだろ?大神」
直「……アイツか…。…入院したって奴は病気か何か?」
蒼「今日の昼間、たぶん大神に刺され意識不明の重体だ。刺されたのは…美樹なんだ…」
直「えっ!?ちょっと待って!美樹?美樹ってお前の双子の妹の??」
蒼「あぁ」
直「あの男勝りの?」
蒼「ほとんど男だ」
直「……嘘だろ?…どっからツッコミしていいか分かんねぇ…」
なんで美樹が大神に刺されるんだ?
オレらの同期じゃ一番に仲良かったのに。
そして何故、男子校の教師をやってるんだ?アイツは。
蒼「まぁ…恋愛トラブルが発展し、そうなったって感じだ」
直「全然わかんねぇーけど、何で美樹が男子校に?」
蒼「オレも最近になって美樹が働いてると知った」
直「なんで気づかなかったし…」
蒼「理事長室にこもってるから。あと、美樹は【海斗】って偽名を使ってるから、ご理解ヨロシク」
直「りょ」
蒼「で、来てくれるか」
直「しゃーねぇーし行ってやるよ。オーナーが退職を許してくれたらな」
蒼「ありがとな。さて、オーナーは脅すとするか」
直「脅しって犯罪だぞ?知ってたか??」
蒼「知ってる知ってる」
直「確信犯か!」
そんな危ない会話をしながらオレらはオレの働いてる店【SweetS cat】に向かった。
店の名前はよぅ分からん。
甘い猫が直訳なのかな?んー、分からんな。
「お疲れ様です!直人さん!!」
従業員達が挨拶をしてくれた。
もうすぐ深夜なのに元気だな。この人達もw
直「えっと、オーナーいます?」
?「今日は珍しく時間ギリギリだな…直人。ってあれ?その人は…?」
直「あ、コイツはオレのダチです」
蒼「どうも初めまして。東雲 蒼真です((ニコッ」
?「初めまして。オレはこの店のオーナーを務めている平塚 悠那〈ヒラツカユナ〉です((ニコッ」
最初のコメントを投稿しよう!