1*

23/38
前へ
/425ページ
次へ
「嘘…… 」 もう璃桜を隠すものなど何もない。 一糸纏わぬ姿にされた璃桜は、心まで朔耶の前に丸裸にされているような気になった。 「どうして嘘なんか付く必要がある? 」 少しでも身を隠そうと横向きになった瑠桜の丸めた肩口に、朔耶が口付けを落とす。 既に朔耶の手で感覚を鋭くされた璃桜の身体は、それだけでビクンと跳ねた。 「……っ、ん 」 寄り添うように背後から伸びる手が、先程溶けるかと思うくらいに舐められた胸の尖りを捕らえる。 「あ……、や、そこはもぅ 」 「綺麗なものを綺麗と言って何が悪い 」 うなじに吸い付く口唇にぞくぞくとした快感が抜けていく。
/425ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11700人が本棚に入れています
本棚に追加