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「で、でも……っ」
頭をよぎったのは朔耶の会社の綺麗な受付嬢達。
今の自分の姿を恥ずかしいとまでは思わないけれど、綺麗だと言われれば違う気がする。
それでもまだ反論しようとする璃桜の膨らんだ腹部に、朔耶の片方の手が降りて来て、璃桜の言いたいことを全部理解していると教えるように優しく撫でた。
「まぁ、当然と言えば当然だな。 この俺がこんなに大切に愛してやってるんだから 」
「朔……っ 」
色々な意味を含められた言葉に思わず呼んだ名前は、「本人だけが気付いていないんだから困ったもんだよ 」という朔耶の苦笑に途切れる。
「また嘘だと言われてしまうかも知れないが、今の璃桜は誰が見ても眩しいくらいだぞ? 」
言いながら、するり……と下肢に忍ばされる指。
間(あわいを)を滑り、触れられた秘唇が濡れた音を立てた。
敏感な胸の先と同時に責められて、色付いた吐息が口唇から零れる。
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