理想の骨格

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放課後。 昨日みたいに菅くんについてきてもらって先生のいる準備室に足を踏み入れた。 「先生~、あのね相談がある...」 そこで見ちゃったのは... 先生が私の王子を優しく抱きしめて滑らかな後頭骨に頬を摺り寄せているところだった 「ぎゃぁぁぁ!!!王子が犯されてるぅぅ!!」 「うわぁぁぁ!!お前ら、ノックして入って来いよ!」 真っ赤な顔で標本から離れる先生。 私は...そんな先生に怒りが込み上げてきた。 「先生...男が好きだったの?それとも..私と一緒で骨フェチ?」 「な、なにを!俺はれっきとした女好きだ!それに...俺には彼女が女性に見えるんだよ。ほらこう...ボンキュッボンでグラマラスな胸のだなぁ」 「はぁぁ!?どこをどう見ても男性じゃない!肩幅こんな広い女性いるわけないじゃないの!」 「お前こそ!こんなに広めの骨盤の男がどこにいるんだよ!」
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