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しっかりとした太い指の中の指骨もきっと骨太で身が詰まっているって私は勝手に想像してはキュンキュンしている。
でもね、ごめんね菅くん
君よりも私の理想の人に出会っちゃったの。
どうしてもついてくるっていうから仕方なく、一緒に理科準備室に入ると、私に居残りを言いつけた長尾先生が...!!!
私の彼の手を優しく握っているところだった
「きゃぁぁぁ!!!私の彼に触んないでぇぇ!!!」
私はバタバタと大きな足音を立てながら先生を押しのけて彼の手を優しく撫でた
「大丈夫?あんな先生に汚されていない?」
「...おい菅。お前の彼女はどこかおかしいのか?...何故にこの...骨格標本を【私の彼】だと言い張る」
そう、今私が触れている手は、きれいな骨の並ぶ骨格標本。
私の理想の骨格の王子様を、こんな身近に見つけてしまったの
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