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「先生!そんな汚い手で王子に触んないでよ!」
「「お、王子!?」」
呆れたような声を発する先生と菅くん。
「見てわかんない!?すべてが完璧な美しい骨格...しっかり詰まっていそうな骨太な骨密度具合。
そして何より!!!美しい自然な彎曲の鎖骨に...大きすぎず小さすぎない骨盤。特に腸骨!!!
私には見えるの...サラサラになびく金髪。頭の上に輝く王冠。
彼こそ私が探し求めてた理想の王子様。そう...【骨王子】!」
あぁ、骨を語りだすと止まらなくなる。
でもなぜ今まで貴方に出会わなかったんだろう?
「先生、ずるい!彼をずっとここに監禁していたの!?」
「監禁!?んなわけねぇだろ!こいつはもうずいぶん前から使ってるから来月新しいのが来るってんで、処分するのかどうかって校長と話をだなぁ」
「しょ...処分ですって!!ありえない...先生たち彼をなんだと思ってるの!?」
「...骨格標本だろ」
「ただの骨格じゃないのよ!王子なのに...酷い...先生たちは鬼よ!」
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