第9章 バスタブ

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「口止めの為なら、もう十分でしょう?」 熱っぽく瞳を潤ませた貴光が 肩越しに僕を見上げている。 随分清純そうだと思っていたのに 今は目元までピンク色に染めて――いやらしい。 焦燥感に独占欲。 先刻までの親しみが一転。
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