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誰もが言葉では
言い表せないほどの
衝撃と恐怖に襲われ
当たり前の事が
当たり前じゃなくなったあの日
私は臨月で、いつ産まれてもおかしくない状況で不安な日々を送っていた。
テレビから流れる悲惨すぎる映像を見る度に、お願いだからまだ産まれないで…と、何度も願いお腹を摩った。
そして3月31日
余震が続き沢山の不安の中で生まれた我が子は、待ちわびていた春のように私達家族に笑顔と幸せを運んできてくれた。
みんなで小さな命を囲みながら過ごす時間はとても幸せで…
命の大切さ 当たり前の幸せ
そんな事を改めて考えさせられた。
これから何があっても
どんな事が起こっても
この子達の笑顔だけは
失いたくない守りたいって
切に想った。
だけど時が経つにつれ
あの頃感じた色んな想いは
薄れてきて
当たり前じゃないと
思い知らされた事でさえ
また当たり前だと
思うようになっていた。
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