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少し落ち着いて
心配してくれていたご近所さんに
「無事みつかりました」
って挨拶に行った帰り
なんでもない街灯が
とても綺麗に見えた
サクラの小さな手を握りながら
同じモノを見られるだけで
こんなにも幸せなんだと思えた
これを書いている今も
私の大切なモノ達は
無邪気に笑い 無邪気に喧嘩をしている
この何気ない日常が
今日はやけに心に沁みて
涙が浮かび そして笑顔が零れた
子供達は母がこんな想いを抱いている事に気付きもしないで、今日も当たり前のように私のそばにいてくれる。
だけどそれでいい。
それだけでいい。
それが何よりも幸せだと気付いたから。
母の…祈り…願い…想い…
いつかこの子達に伝わる日はくるかな?
それを理解してくれる日はくるかな?
もしそんな日が訪れたら
私はきっとまた泣いてしまう。
だけどそんな私を見て子供達が
バカだなって笑ってくれたら
こんな幸せな事はないと思うーー…
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