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「知らない」
「ほんとにーー?まあいいや、それより昼ごはん一緒に食べよ!広瀬君居ないからかずきんぼっちでしょ?」
だまれ。確かに今はぼっちかも知れないが、別に友達が居ないわけじゃない。幼なじみが失礼すぎる。
むかつくがぼっち飯よりは嘉人のほうがマシだ。たまにはいっかと思いふたりで食堂に向かった。
「でねえー本題なんだけどねー」
大盛うどんを食べている俺は嘉人の腐った話なんて右から左へと流していた
しかし、
「実はやっと転校生が来るんだよ!!!」
その言葉を聞いてうどんから顔をあげた。
その転校生がどんなやつか知らないが俺は今まで腐男子の嘉人に「王道転校生」について一方的に語られていた。
もし今回の転校生がそのいわゆる王道転校生だったらそいつは間違いなく面倒をもってくるはずだ
ここの生徒会は王道らしいし、ありえないことはない。
嘉人のテンションから見て王道転校生の可能性も高い。
そしてなにより、
俺、生徒会会長親衛隊の隊長だし。
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