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「おはよー」
「おはよう、早く食べないと遅刻するわよ」
遊慎の母親が言う。
「んー今日はあんまり食べる気しないんだよなー」
「もう、またそんなこと言って!じゃあパンと玉子とソーセージとサラダだけでいいから食べていって!」
「それ全部じゃん。」
「ふふ、お母さん相変わらずですね」
ナツキが嬉しそうに笑う
「だってこの子こうでも言わないと食べてくれないんだもの」
「朝はちゃんと食べないと頭働かないよ!!」
「朝から2人そろって小言かよ」ボソッ
「なんか言った!!?」
母親とナツキが声をそろえて言う。
「うわっ!なんでもないよ…」
「でも遊慎はさ、ご飯食べるとトイレ行きたくなっちゃうんだよね?まだそんな感じなの?」
「ぉお、変わってねぇよ。それで遅刻するから食べたくないってのもあるんだけどなー」チラッ
母親を見ながら言う
「その分早く起きればいいだけでしょ!」
「でたでた、決まり文句」
「何?」
洗っていた包丁を光らせながら母親が振り向く。
「な、なんでもないでーす。
いやー朝ご飯がおいしいなー!!……うっ!腹が」
「本当にキタ!」
「いやお前喜びすぎな。ちょっとトイレ行ってくるわ」
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