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2人が大きな光に包まれた。
「うああああぁぁ……ん?」
「きゃあぁぁ……あれ?」
「俺ら無事??」
「そ、そうみたい」
「カミナリに撃たれたよな?かなり大きいやつに」
「うん。思わず手伸ばしちゃったけど、死んだ。って思ったもん」
「でも生きてるな」
「うん…」
2人はアフリカのような荒野のど真ん中で問答を繰り返す。
「あ、もしかしてここが天国とか!?」
「この荒野が?それはないよー」
「なんで!?わかんねぇじゃん!俺たちが想像してる天国が正しいとは限らない!!」
「確かに。でもそれを言ったら天国ってそもそも存在するの!?」
「待て。このやりとり長くなるな。今はこんなことしてる場合じゃない」
「う、そうだね…」
「ここが天国かどうか。それよりも俺らが本当にまだ生きてるのか確かめるのが先だ」
「うん、どうやって?」
「全力で俺をぶん殴ってみろ」
「え!何言ってんの!?」
「痛みは生きている証拠だ。俺がナツキを殴るわけにもいかないし、自分で殴っても加減しちゃうだろ」
「そっか、わかった!全力でいいのね?」
「おう!こ…」
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