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黙っている朔耶に、叔父は尚も続ける。
「そうだ、 君が望んでいた璃桜との結婚も許そう。 そうなれば、君は正式な《七々瀬》の後継者だ。 私達は君に協力を…」
けれど、それに対して異議を唱えたのは壱葉だった。
「父さんっ、 何を言ってるんだよ！ そんなの許さないっ！ 」
「黙りなさい！ 壱葉！ 」
「嫌だ！ 《七々瀬》を渡しても、璃桜は渡しては駄目だ！ 」
「そんなことを言っている場合ではないだろうが…っ 」
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