6.

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食べ終えた食器をキッチンに運びながら、「後片付けはさせて下さい。 」と、申し出た璃桜に「じゃあ、使い方を教えるね。 」と橘は腕捲りをしながら、食洗機の前に立った。 けれども、教えると言いながら、橘は自分でどんどんやっていってしまう。 使った食器を中に収めてしまうと専用洗剤を入れて、「さあ、どうぞ。 」と、スイッチだけ璃桜に押させた。 「さてと…、取り敢えず必要になりそうな物は揃えておいたけれど、足りない物があれば直ぐに言ってね? 」 言いながら、橘は、戸棚や引き出しを開けて璃桜に見せる。 そこには足りないものなどないのでは…と思うくらい、色々な物が揃えてあった。 「凄い…。」と呆気に取られる璃桜に、橘は微笑う。 「でも、これは璃桜ちゃんに作れってことじゃないよ? 朔耶からは家政婦を手配するように言われているし、足りない物っていうのはキッチンだけじゃなくこの家全般のことだから。」
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