910人が本棚に入れています
本棚に追加
全部、璃桜にやるから…。
体勢を正面からに変えて、朔耶はゆっくりと璃桜を満たしていく。
全てを埋め尽くす蕩ろけるような切ない感覚に、璃桜は朔耶の下で小さな声をあげた。
愛しげに撫でられる髪…。
その手が優しすぎて、辛くて、払いのけるように額に手をやると、そこで指を絡められた。
「璃桜…。」
もう片方の手も顔の横で繋いで柔らかく落としてくる口付けに、愛されているような錯覚に陥る。
「朔耶、さん…。 」
想いが溢れる。
あなたが好きです…、今伝えたら、朔耶さんは私のことをどんなふうに思いますか?
最初のコメントを投稿しよう!