14.

10/38
前へ
/38ページ
次へ
何も言えなくて、ただ首を振る。 気持ちが悪い…。 「璃桜っ…」 壱葉がオロオロとして背中をさすってくれるが、息を整えてやり過ごす以外には出来なくて。 「大丈…夫だから…」 「だからっ、大丈夫な訳、ないだろ…っ? 」 やっと出た言葉に、壱葉が叱ってくる。 けれど、璃桜には思い当たることがあった。 最近続いている眩暈とだるさ、……そして微熱。 きっとこれは、病気じゃない。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

594人が本棚に入れています
本棚に追加