738人が本棚に入れています
本棚に追加
『夫婦生活は普通に営んでくれて構わないですよ。但しコンドームはしっかりと付けて、激しくはしないように《ダンナサン》にはよぉく言っておいて下さいね 』
にっこりと笑った医師は璃桜に言っているように見せて、実は朔耶に言っているとすぐに分かった。
朔耶は医師を、チラリと一瞥しただけだったけれど……。
「……聞いてるのか? 」
「あ、はい…、え…? 」
顔を上げると目の前に朔耶の端正な顔があって、璃桜はドキッ…とする。
「あ…、あの、何ですか? 」
「見える場所は終わった。 他に痛むところはないか? 」
最初のコメントを投稿しよう!