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『夫婦生活は普通に営んでくれて構わないですよ。但しコンドームはしっかりと付けて、激しくはしないように《ダンナサン》にはよぉく言っておいて下さいね 』 にっこりと笑った医師は璃桜に言っているように見せて、実は朔耶に言っているとすぐに分かった。 朔耶は医師を、チラリと一瞥しただけだったけれど……。 「……聞いてるのか? 」 「あ、はい…、え…? 」 顔を上げると目の前に朔耶の端正な顔があって、璃桜はドキッ…とする。 「あ…、あの、何ですか? 」 「見える場所は終わった。 他に痛むところはないか? 」
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