第3話 アイドルの秘密 2

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また、返事はない。 言葉を待っていると、松波は、八つ当たりをしていると気付く。 「……すみません。また、今日フラれて、多分、もう絶望的な感じなんです」 『……こっちこそ、すまん』 小さな声に、松波は顔を緩める。 「なんか、嫌な感じですね。竹さんは、モテモテで羨ましいです」 『……そんな、いいもんじゃねえから』
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