第3話 アイドルの秘密 2

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※ 明日も仕事なのを忘れ、杉田が日本橋で盛り上がってる頃。 エリートのふたりは、一時間前から、ダイニングテーブルを挟んでいた。 「松波さん、もうそろそろ帰って下さい」 「冷たいなあ。これ空けるまで付き合って下さいよ」 松波は手にしているワインの瓶を、リリコのグラスに傾ける。 テーブルの上には、空になったワインの瓶が二本あった。 それを横目に、リリコはなみなみと注がれたグラスに口をつけた。 「梅林寺さんて、お酒強いんですね」
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