第3話 アイドルの秘密 2

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一時間前、リリコが家に帰ると、同じく神戸に行くと言っていた松波が、ダイニングで「おかえりなさいと」出迎えた。 すでに、ワインを一本空けて。 「……梨花さんじゃなかったら、しません。いけないと分かっているのに、我慢できないんですよ」 「わいせつ罪で訴えられてもですか」 ははっと笑い、松波は両肩を下げた。 「それ、やりかねないですね。でも、向こうも悪いですよ」
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