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いてもたってもいられなくなって、自分の部屋の窓のところに積もった雪を小さな玉にして、緋絽の部屋の窓に向かって投げた。
1回目は失敗したけど、2回目に当たって。
少しするとガタッと窓が動いて、緋絽が顔を出した。
「緋絽っ」
名前を呼ぶと、無表情を少し緩ませて、向こうも「よぉ、空」と声を掛けて来た。
「お前のこと待ってたら、こんなにたくさん雪だるま出来ただろーが」
「ご、ごめんっ」
もしかしてブラウニー、午前中に持ってきてくれたのかな?
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