失恋記念日、ホワイトデー。

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「そーだけど?」 呆れた様な声音に反して、驚きで大きな声が出てしまった。 「ホントに作るの?」 半信半疑で緋絽の手元を覗き込む。 「ここまで雪玉デカくしたんだぞ。今さら諦められるか」 予想外に真剣な緋絽に、つい笑ってしまった。 「おい」 「だって」 睨まれたけど止まらなくなって、笑いをこらえるのに必死だった。
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