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「ふはー…大変な事になりましたねー…」
思わず出てしまうため息を気にせず、小型ポーチの中に武器や道具を入れて行く行為を進める私はこれから上司の命令の元、隣のヨンゴクトウへとデトナさんと出張する事になった。
その原因は突然人が異能を使えなくなると言う問題。
何が原因で何が理由なのかは全くもってわからないのですがー…まぁ、獣人の私は皆様のお役に立てたら其れで良いんですがね…なんせ武器が多いのでまた準備が面倒くさいってゆう…外でデトナ君さん待ってたらどうしよう……。
「えーと、あとコレと…コレもいりますかねー……嗚呼、多いっ!!我ながら武器をちゃんと整理しとくんでした…」
ちくしょうと思わず声を漏らしながらちらりと目線を時計に向ければ集合時間の数分前。
やばいっと思って立ち上がり武器の入った手袋を付けポーチを忘れず走り出す。
嗚呼、絶対デトナ君さん外で待ってるよ!絶対。
「デトナ君さーん、すみません、遅くなりましたー」
走って目的地の集合場所に着けば其処には既に待っていたデトナ君さんと私の同僚のレオちゃんさんがいらっしゃいました。
「いや、大丈夫で御座るよ。拙者も来てからそうは経ってないで御座る。」
「嗚呼、良かったです。ってゆうかレオちゃんさんはどうしたんですか?キンキに行くのでは?」
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