ep9

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今日は真司郎が朝こなかった。 もう先に行こうと思い、 先に行ってるね。 とだけLINEして学校までの道を急ぐ。 授業が始まっても真司郎はなかなかこない。 昼休みになってLINEを開く。 普段返信の早い彼からは、返信どころか既読すらついてなかった。 心配になって放課後家まで行くことにした。 授業がひと通り終わって真司郎の家までの道を急ぎ足で歩く。 ピーンポーン。 わたしの鼓動や息づかいとは裏腹にゆっくりとチャイムがなる。 中から返事はない。 ピーンポーン。 もう一度ならす。 家にいないのかな。 ふいにドアノブに手をおいた時下までさがった。 家にいるの? 用心深い真司郎が家の鍵をかけ忘れたなんて信じられない。 千『真ちゃん。開けるよ?』 聞こえるはずもないけどそうつぶやいてゆっくりとドアを開けた。 相変わらず綺麗に整頓された部屋。 リビングにはいると真司郎がソファーで寝ていた。 汗をびっしょりかいている。 おでこに手を当てると驚くほど熱かった。 千『真ちゃん?大丈夫?』 彼はまだ苦しそうに眠っている
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