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ep4
ーーーーーーー千晃side
目が覚めると朝5時半。
あれ?真司郎は?
帰ってるか。
昼夜逆転している看護師の母を起こさないようにそっと階段を降りてリビングに行く。
お弁当を二人分詰めてカバンに入れる
音楽を聴きながら駅までの道を歩く
するとやっぱりいつもの声がうしろからする。
真『ちあきー!』
笑顔でわたしを呼ぶ彼にわたしも笑顔で手を振る
駅までの道を2人で並んで歩く
千『ねぇ真ちゃん?』
真『ん?』
千『わたしふみと別れた。』
真『え、うそやろ!』
そりゃびっくりするよね。
千『ほんと。でももう吹っ切れたからいいの!また新しい恋探す(笑)あと真ちゃん、お弁当』
わたしが作ったお弁当を渡す
真『ありがとな!』
笑顔で答える彼にわたしは夢中になっていた。
いつの間にか、ふみやのことなんて忘れちゃいそうだった。
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