第1章

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次に覚えているのは陸のお葬式だった。 眠っている陸の隣でおばさんとおじさんが泣いている。 陸は安らかな顔で眠っていた。 まるで死んでいるのが嘘のように。 私は陸の顔にそっと触れた。 ただただ、冷たかった。 そこで私は初めて陸が死んでしまった事を実感した。 いつも笑顔だった陸。 でも、もう会えない。話せない。 不思議なことに涙は出てこなかった。
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