第3章

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「俺、もう行くわ。 お前は、みちるさんと帰れよ。」 「えっ? 駅まで送ってくよ。」 「それ、男に言うセリフかよ? それに、女の子を一人で返す訳にはいかねーだろ。 じゃあな。」 そう言って、大地は駅へと歩き出して行った。 陸っていう言葉には触れなかった。 それが逆に私を不安にさせた。 今、大地はどんなことを思ってるんだろう。
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