第3章

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私の相談は聞いてくれるのに、私には何も話してくれなかったから。 ずっと、一人で抱え込んでるんじゃないのかと思った。 私は、踏み込んで聞けなかったの。 でも、良かった。 しおりが悩んでいたことが、今日ちゃんと知れて。 しおりもちゃんと前に進んでいることがわかれて。」 ブランコを漕ぎながら言う。 心なしか、声が曇っている。 私のために、泣いてくれてる人がここにいる。
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