第3章

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泣き止んだとき、時間は夜遅くになっていた。 「そろそろ帰らなきゃ。」 ブランコを立つみちるにつられ私もブランコを立つ。 そして私達は家に向かって歩き始めた。 「しおり、いつでも相談してね。 一人で抱え込んじゃだめだよ。」 その優しい言葉にうなずく。 交差点に差し掛かる。 ここから、私の家は右だけどみちるの家は左にある。 「それじゃ、また明日ね。」 「また明日。」
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