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私達は背を向けて歩き出す。
五歩ぐらい歩いた所でみちるに呼ばれた。
「しおり!」
私は振り向く。
手をメガホンのようにして叫ぶみちるがいた。
「私達、ずっと親友だから!
大好きだよ!」
言葉は闇に溶けていく。
気が付けば私も叫んでいた。
「私も!
みちるのこと大好きだよ!」
みちるは優しく微笑むと、また歩き始めた。
私も帰ろう。
なんだか今日はあんまり眠れない気がした。
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