第4章

8/36
前へ
/211ページ
次へ
「かわいいね。髪下ろしてるのも。」 突然の爆弾投下。 体温が上昇していくのを感じる。 慌てて藤井くんを見ると、爽やかな笑顔を見せている。 「えーと、あ、ありがと?」 藤井くんはハハッと笑う。 「なんで疑問系? それじゃ、俺は寝るわ。」 そう言って、机に伏してしまった。 数分後、スースーと気持ち良さそうな寝息が聞こえてきた。 (マイペースかこのやろう。) 爆弾を落とした後でも何事もなかったのかのように寝ている藤井くん。
/211ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加