第1章

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天国にいる陸もきっと笑って聞いてくれている ような気がする。 私は、20分程手を合わせた。 曇り空は日が落ちたのか、一層暗くなってきた。 もしかしたら、雨が降ってくるかも。 陸、また来るね。 私は墓地を後にして、家路についた。 墓地の最寄りの駅から電車に乗り、自宅の近くの駅で降りる。 改札を出ると雨がかなり降っていた。
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