第5章

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ーーーー1週間前 「ねぇしおり、海行かない?」 ニコニコしながらみちるが聞いてくる。 夏休みの真っ最中、駅前のファミレスに呼び出された私はみちると向かい合って座っている。 このニコニコ顔は私に拒否権を与えるつもりはないらしい。 「まあ、いいんだけどさ。 二人でいくの?」 あいにく、夏休みの予定は全然埋まっていない。 断る道理もないんだけど、二人でいくのもちょっと寂しくないかな?
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