第5章
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大地は私に気付くと「おす。」と軽く手を挙げた。 私も「おはよう。」と声をかける。 そういえば、大地に会うのは久しぶりかもしれない。 最後に会ったのは、陸の事を告白したときだったよね。 そう思うと、何故か緊張してしまう。 「なんでこんな朝早くから駅に来なきゃいけないんだよ。」 大地は少し不機嫌そうな声を出す。
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