第5章

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「そっか。」 それだけ言うと、大地は空を見上げた。 そして少し、微笑んだ。 「そいつは、幸せなやつだな。」 なんで大地は、こんなに寂しそうにわらうのだろう。 その笑顔を見たとき、私の心の中の何かが壊れる音がした気がした。 「っ!、本当はっ!」 「詩織ー!大地くーん!」 声のした方を見ると、仲良く手をつないで歩くみちるとりょうま君がいた。
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